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高山植物図鑑 Vol.5


靴下の仕様と素材の話。


とても小さい世界だけど、

実はたくさんの仕様やこだわる部分、

考える事がたくさんあります。

靴下には必ず、フィット感がないといけません。

デザイン以外の機能的(履き心地)が

兼ね備えられていないといけないので、

ものづくりの感覚は、

どこかアウトドア製品と似ている。


靴下は「表糸」と「裏糸」で編み立てられています。

裏糸がフィット感を出す大事な役割をしていて、

名前の通り表には出ない。

表糸が決まっても、どんな裏糸の番手を合わせるか、

この2つの糸のバランスがとても大事。

あとは、「ゴム糸」。

口ゴム部分やサポートを入れる為にゴム糸を入れて、

表糸・裏糸・ゴム糸の3種の糸でほとんどの靴下が

作られています。

様々な種類の糸で編み立てする為、

表糸がウール100%の糸で作ったとしても、

裏糸のカバーリング糸がポリエステル・ポリウレタンや、

ナイロン・ポリウレタンを使用する為、

どうしても組成表示の混率が複雑になる。


登山靴下を作る条件として、ウール素材は必須でした。

ウールの良さはたくさんお伝えしてきましたが、

デメリットももちろんあって、一番はピリング(毛玉)。

お気に入りの靴下がすぐ毛玉だらけになってしまうのが

私も靴下好きとして、どうしても気になる。

そこで出会った素材が日本のウール紡績

一貫メーカー日本毛織(株)さんが

独自開発されたNIKKE AXIO®︎というウールとナイロンの混紡糸。

ただの混紡糸ではなく、

紡績方法が特殊の紡績方法をしており、

ウールの風合いをかき消さないよう、

両方の素材が生かされるよう紡績されています。

ナイロンの糸が入る事により、

着用時の摩擦などへの耐久性がUP。

ウール100より毛玉ができにくくなっています。


高山植物図鑑靴下・組成表示の内容


wool 53% ・・・ 表糸

nylon 32%・・・ 表糸・裏糸・補強糸

(補強糸=パイル目部分に+1本ナイロンの糸を入れて強度をよりUPさせています)

polyester 12%・・・ゴム糸のカバーリング糸

polyurethane 3%・・・裏糸の芯糸(ポリウレタン)

※ポリウレタンがフィット感を出す大事な役目をしています

その他の靴下でも、組成表記に素材がたくさん書かれていると

思うので、ご参考に見てみてください。

靴下によって裏糸の素材も様々あるので、ご参考まで。


pic/

夏の燕岳で出会ったハクサンフウロ

色が可愛くて好き


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