Makino Botanical Garden
- 5月15日
- 読了時間: 4分
いま当たり前に花の名前を言えること、花を知ることができること、牧野さんのおかげです。私が、日本でいちばんに行きたい場所、高知県立牧野植物園に行ってきた。牧野富太郎さんは日本の植物学者で「日本の植物分類学の父」と呼ばれる人物。独学で植物学を学び、日本中の植物を調査・分類したことで知られています。ここに行くまでは、植物学者の人物の一人、でしかなかったのだけど、ここ植物園で牧野さんの人物像に吸い込まれてしまった。知れば知るほど「好きなことを極めた人」という印象だ。好きなものにこんなにも無我夢中になれること、素晴らしいことだ。

植物園は、五台山という小さな山の上にあります。車で植物園にいく道中は、登山道へアクセスする道のような狭い山道を進んでいく。すれ違いができないので一方通行になっていた。このアクセスまでの道のりまでも、世界観がすごい。たどり着いた先にある植物園はどんなところなのだろう。と、ドキドキとワクワクが止まらない。この時点で、とっても興奮していた。
着いた先にたどり着いた植物園は、入り口手前からたくさんの花の標識で埋め尽くされた花の楽園が広がっていた。四季折々の植物を楽しみながら、植物の魅力や自然とのつながりを学ぶことができます。植物を「見る」だけでなく、「知る・感じる・学ぶ」ことができる植物園です。園内には、高山植物や野草、温室植物などさまざまな植物が育てられており、牧野さんの研究や人生を紹介する展示施設もあり、内容盛りだくさん。植物学や植物園についてもたくさん展示があり、頭パンクしそうなほど素晴らしい情報の数々。所要時間2時間と書いてあったけど、平気で4時間もいてしまった。





牧野さんといえば、牧野式植物図。植物を観察・分類する際に、非常に細かく植物の特徴を記録しました。
その中で有名なのが、植物を細密に描き、特徴を正確に残す「牧野式植物図」の考え方です。
— 牧野式植物図の特徴
実物を徹底的に観察する
花だけでなく、葉・茎・断面・種まで描く
美しさより「正確さ」を重視
植物の特徴がわかる構図にする
学名や採集地なども記録する
牧野博士は、「植物を正しく知るためには、正しく描くことが大切」と考えていました。現在の植物図鑑や botanical illustration(植物細密画)の多くにも、牧野富太郎の観察姿勢や表現方法が受け継がれ、植物を“かわいい花”としてだけでなく、「ひとつの生命」として丁寧に見る文化を広げた人物でもあります。



laceflowerから秋冬に展開しているノースポールというコレクション。ノースポールのお花がエディブルフラワーのコーナーに自生して咲いていた。食べられるのかな?「冬の訪れ」という花言葉ですが、5月頭に花を咲かせていた。やっぱりかわいいなあ。小さな小菊。


" 植物に感謝しなさい。
植物がなければ人間は生きられません。
植物を愛すれば、
世界中から争いがなくなるでしょう。"
牧野さんが、誰よりも、植物を愛し、想い、届けていく姿。この植物への愛は、誰にも勝てない。本当に、花を生涯愛した人生だったのだろう。こんなにも一途に想い続けられることは、そう簡単ではないはず。だけど、牧野さんの姿を見ると、楽しく学び続ける笑顔の写真ばかりだった。きっと、楽しい以外の苦悩もたくさんあったはずなのに、こんなにも一つのことを続ける努力ができること、努力の賜物だ。尊敬という一言では言い表せないほどに、私は牧野さんに心を奪われた。植物を愛せて良かった。またいつか必ず行きたい。次は、晴天の日に。

牧野さん、本当にすごい人だった。日本に、こんなに素晴らしい植物学者がいたことに、誇らしくなった。私も、牧野さんのように、花をこれからも一途に愛し、私なりに花と向き合う心をずっと大切にしていきたい。
「誰も、この天から授かった花を愛せぬものはあるまい。」
Nobody can resist loving a flower.

高知県立牧野植物園
〒781-8125 高知県高知市五台山4200-6
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