久しぶりにタイツを作りました
タイツも、靴下に負けないくらい好き
冬にしか履けない特別な存在
身体に纏うレッグウェアの中で、一番ニットに近い感覚です
毎年、新しいタイツを新調して、
冬支度をすると冬が来たとワクワクする
無地のリブタイツに負けないくらいシンプルで使いやすい
毛玉が出来にくい、どんなお洋服にも合わせやすい
あたたかいニットタイツが登場
タイツは肌に当たる面積が多く、
1日履いていて心地よい素材がとっても大切
適度に暖かくて、柔らかい肌触りの良い
リヨセル素材を選びました
laceflowerのアイテムを知って頂いている方は
だんだん、馴染みが出てきていたら嬉しい、"リヨセル"素材
19S/S トーションレースレギンスでも、
21A/W ニーハイソックスでも使用したリヨセル
リヨセルとウール素材が大好きなのです
※リヨセルとは・・・
ナイロンやポリエステルのように石油を原料としておらず
ユーカリ(木材)を特殊な溶剤で溶かして作られる
(溶剤紡糸法)再生繊維です
繊維の断面が円形であることから強度が高く、
湿潤時の収縮や強度の低下が少ない繊維です
また、溶剤を回収して再利用するため、
廃液が環境中に放出されず地球にも優しい繊維です
タイツを作るとなったら
やっぱりリヨセルは絶対外せない
リヨセルの一番好きなところは肌触りがとてもいいところ
シルクのような、もしくはレーヨンのような、
とろーんとした滑らかな肌触りがとても素敵で、
化学繊維ではないので、肌に優しいところも好きです
あとは毛玉にもなりにくく、強度もあります
ただ、リヨセル100%だと摩擦に弱かったり、
暖かさやボリューム感が足りなかったり、
タイツで耐久性が損なわれることは避けたいと思い、
リヨセル90%・ウール10%配合の素材を見つけました
大好きな素材の2つの組み合わせ
絶対絶対、素敵な風合いに上がるに決まってる
機械はイルマックという編み機を使用
イルマック機とは、簡単に言うと穴あきレース編み柄を
ニットで編む事ができる機械です
condollのキッズレース編み靴下や、
子供の頃によく履いたような柄表現ができる機械です
柄の組み方がとっても大変で、
既存の何種類もあるパターンから選び生産される事が多い中、
今回は1から柄を作成くださいました
複雑なレース柄にはせず、とても単調な柄
シンプルでありながら細かい調整が何度も行われ、
1年半かけて完成したイルマックのタイツ
昔はイルマック機が多く普及されておりましたが、
現在では日本に数台しかないと言われています
シンプルな柄タイツこそ、
求めるシンプルなデザインの先には、
生産背景ニッターさんによる物作り魂がない限り、
完成できなかったなと思います
ぜひ、この冬はイルマックタイツを履いて
寒い寒い冬を越してもらえたら嬉しいです
North pole Lyocellwool tights
made in Japan (Nara)
¥4000+tax
Lyocell 74%
Nylon 14%
wool 9%
polyurethane 3%
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