top of page

いちばん素肌に触れるもの

更新日:5月17日



2025年も16日が過ぎました。本年も、みなさまに靴下の楽しさを伝えられるように、みなさまの足元を守っていけるように。どうぞよろしくお願いいたします。「いちばん素肌に触れるもの」って、自分の身体を心地よくしてくれるものだと思います。例えば、登山では汗の吸収・発汗をさせてくれるベースレイヤーというインナーを身につけるだけで、汗の不快感、汗冷えを防いでくれたり、自分の身体とより密接に寄り添ってくれる。


今年もbaselyersocksを作りました。今まで作ったくつ下は、全部全部、じぶんの子供のように大切で、中でも私の大好きなくつ下となった " baselyersocks " 。登山を始めてから、雪山登山は憧れでした。私の初めての雪山は、2018年12月。谷川岳の天神平スキー場の脇で、ピッケルアイゼン講習を受けたのが、初めての雪山登山だった。確かモンベルの雪山講習だったかな…。雪山は一段とレベルも上がり、命の危険も増すもの。自分の命は自分で守る。バディの命も、自分が守る。そう思いながら、登山をしている。冬の山は、しんと静まりかえっていて、とにかく美しい。美しい反面、時に命を奪うようなとても恐ろしいところだということも、山を登っているものとして、しっかり心の片隅に留めておきたい。


冬の八ヶ岳(天狗岳までの樹林帯)
冬の八ヶ岳(天狗岳までの樹林帯)


雪山講習は、滑落停止訓練、アイゼンの歩き方、ピッケルの持ち方など、自分の身体を守る行為を、わざと転んで何度もピッケルを使って止まる練習をした。それはもう、翌日には鞭打ちのように身体はあざだらけだった。憧れの雪山を登れるようになってからは、夫とたくさん山へ登った。厳冬期の赤岳、残雪期の立山。大好きな谷川岳。冬の山へ遊びに行くたびに登山のレベルも、身につける服のレイヤリングも、夏に比べてうんと難しいことに気付く。寒いのに暑い。けど、脱いだら寒い。身体との温度調整、調湿がとても難しいなと感じた。


厳冬期の赤岳(2020年)
厳冬期の赤岳(2020年)

赤岳天望荘(2020年) ご飯がとても美味しい山小屋だった
赤岳天望荘(2020年) ご飯がとても美味しい山小屋だった


それは、足元も同じだった。暴風性、防水性の高い冬用の登山シューズは、足先が凍傷にならないように寒さに耐えられる鉄板のよう。それにとても重たい。アイゼンを付けたら、なんだか無敵になれる気分。そんな変身アイテムの登山靴の足の中は、まるでサウナ状態だった。冬だって、ピーカンの日は暑い。冬の2℃の山の中でも大量の汗をかいて登る。服は、簡単に脱ぎ着できるが、特に足元は靴を途中で脱ぎ履きできるような環境ではないし、ずっと足元がサウナで窮屈だと思っていた。山から降りて、すぐこの鉄板靴を脱いでサンダルになりたい!そんなことが冬の山では億劫になっていた。


そこで出会ったアイテムがベースレイヤーソックス。足元もレイヤリングって大事なんだと気付いた。靴下って全然見えないのに、ベースレイヤーとなったら、さらに見えない。でも、一番肌と密接で、肌に触れるもの。きっと素晴らしい機能の持ち主なんだろうと、くつ下の可能性が秘められたアイテムだと、ビビッときた。絶対に素敵な靴下が出来上がると思っていた。そんな素晴らしい機能を持ち合わせたくつ下を、ベースレイヤーだけで使うのは勿体無い。そう思って、重ね履きしないときは1枚でも履けるように、可愛い靴下を作ろうと思い、開発をした1足。


laceflowerの繊細さ、上品さを兼ね備えた一人二役な、私の大好きなくつ下、baselyersocksです。

ree

今年は、どこも雪が多い。最近はスキーにハマって冬のシーズンは登るのではなく、滑ってばかりだが、たまには自分の足で山を歩きに行きたいと思った。冬の山へ遊びに出かけたくなるような、そんな1足になりますように。寒さや足の蒸れから必ず守ります。








 
 
 

コメント


© 2025 laceflowersocks, inc All Rights Reserved.
bottom of page